【セントライト記念】最終見解

【最終見解】セントライト記念 中山芝2200m

菊花賞トライアルレースセントライト記念の最終見解を書いていきます。
必ず最後まで目を通してください。

個人的に今回はかなり難解になると踏んで予想を組み立てました。

まず、予想に入る前に競馬場の特徴を知っておく必要がある。
これは、中山に求められる適性と好走パターンが近5年で崩れていないことだ。
中山で開催するレースは府中や中京と違って、開幕週であろうがある程度時計がかかる。
そのため、キレ味勝負よりタフな馬場&スタミナを要する血統分析が鍵となってくることが非常に多い
さらに、コース形態もトリッキーで実際にいろんな角度からコース映像を見てもらえれば分かる様に
坂が多く、今回走る2200mも前半スローで進んで残り5Fからピッチが上がる「後傾戦」になるはずだ。

まずは、このレースの展開から

今回は逃げ先行で実績を上げている馬が多く、例年の1000m通過が1:01:後半〜1:02:前半に対して
59:後半〜1分フラットの前半ハイペースになりそうで

ノースブリッジ、タイトルホルダー、ルペルカーリア、ワールドリバイバルあたりの逃げ先行争いになると予想する。
とにかく、タイトルホルダーはゲートが非常に上手いのでディープ記念同様に
ハナを主張する可能性が大きい。

陣営もコメントを出しているノースブリッジに関しては、控える競馬もできるので
実際に前に行かなかった場合、ルペルカーリアとワールドリバイバルが番手につける形で道中はそこまで縦長にならないと予想。

実際に過去4角の時点で後方にいる馬の差しはほとんど届いておらず、もしハイペースで前がある程度崩れるなら上がりが使える差し追い込み馬の活躍もあっていいはず。

そんな私の本命は

◎◎◎◎◎グラティアス◎◎◎◎◎(現在4番人気)

前走のダービーは、直線に入って残り2Fで早め先頭に立ったものの時計が早かった東京開催だっただけに差しと追い込み馬が台頭するレースだったため、ウチで粘るも外から差された8着

この8着をどう捉えるかはそれぞれだが、
先行競馬をして勝ち馬とは0.6秒差はよく走ったと言える内容だったので
秋に筋力をつけてきたらまた狙いたいと思った。

今回の中山替わりは大きなプラス材料で
新馬勝ち上がりからすぐに中山の京成杯を勝利。(かなり強い内容)

皐月賞では、3角から仕掛けて大外を回らされたが
ヨーほーレイクによられて外にはじかれてしまう不利がありながら6着は素質の高さを見せつけたレース内容で
中山の適性はあると感じたのでここは巻き返しが十分にあるとみて本命候補に。

実際のところ雨予報で予想をしていたけど、調教を見る限り春からの成長はかなり感じるためこの馬に期待する。

 

対抗にアサマノイタズラ(現在10番人気)


前走のラジオNIKKEI賞は1800mで前に行ききれずに後方からの追走。
スローで完全なる前残りの馬場ということもあって直線に入ってから追うも
前が狭くなって外に切り替えて脚を余すような負け方で非常に残念な騎乗だった。

今回は内枠をひけたこともあって前走よりも好位確保して中団でじっくり脚をためれば魂のイン突きがでてもいいはず。

差し追い込みは例年のデータから切りたいところだったが、この馬は中山専用と断言しても
いいくらい中山に適した馬だと思うし鞍上が田辺さんに変わるのも非常に怖い。

田辺さんは極端な競馬しかしないけど、人気を落としてなめられるといつもと違った競馬をしてくるのも田辺さんの特徴なので面白い人気薄はこの馬にする。


3番手にソーヴァリアント(現在2番人気)

前走の勝ち方を見ると本命にするかかなり迷った。
メンバーレベルはかなり上がるけど、近2走内容から見えるのは
「ただの洋芝巧者」ではなく、ハイペースになろうがスローの流れであろうが
レースのセンスが非常にいい。
ディープ記念でみせた上がり最速の脚が繰り出されたら怖い馬で
使われるごとに良くなるタイプなのは間違い無く、夏に一度使われた上積みはかなりある。

 

以下必ずおさえておきたい。

△タイトルホルダー(現在1番人気)

調教で自己タイム更新してきた中山巧者
ディープ記念と皐月で推奨した通り、スローの展開に落とし込んだ時が非常に怖いので
結果この馬が勝つことは大いに考えられるが、一角崩しの競馬をどの馬もしてくるはずなので注目。
賞金的には菊花賞に十分でれるけど武史は中途半端な競馬はしてこないので軽視は禁物。


△レッドヴェロシティ(現在6番人気)

青葉賞は珍しく中団から運んだけど、結構メンバーそろった中でも3着まで追い込んでこれたのは
地力の高さが証明された内容。
中山2200mは一度勝星を上げている舞台なので、ここでもうまく番手につけるなら馬券内期待できる。

 

★要警戒馬★
ルペルカーリア(現在5番人気)

京都新聞杯での5Fからの加速ラップをみた時に衝撃を受けたこの馬に要注意
中山の外枠で走れるのが1番の買い材料
外にワールドリバイバルが内に進路を取る形で進んでくると思うが、行き足はこの馬の方が早いので
楽に前に行けるはず。
トップスピードには乗れないものの、先行したらしぶとくしぶとく粘るので
中山2200はまさに適条件といえる。


「軽視馬」

〇オーソクレース
(骨折長期休養明けが1番の不安で、能力の高さは2歳時に証明しているものの
 ここは使われてからの方が良くて、先々に期待したい1頭)

〇ヴィクティファルス
(距離がやはり長いのと、もう少し馬場が使われた時にパフォーマンスをあげてくる馬だけにここでは厳しそうな印象。ただ調教は過去イチでよく見えた)